オリックス ワースト借金11 岡田監督あきれ顔「ピッチャーはもたない」

[ 2012年6月18日 06:00 ]

交流戦 オリックス2-3中日

(6月17日 京セラD)
 打てない。勝てない。交流戦での巻き返しを誓ったはずのオリックスが負債を増やしてしまった。今季ワーストの借金11。毎度同じパターンの敗戦に岡田監督は怒りを通り越して達観の域に達していた。

 「打線は一緒や。(こういう展開では)ピッチャーはもたない。最初の1本だけやろ。追加点といっても、チャンスが7回ぐらいまでない訳やから」。故障明けの吉見から先制点を奪った後は2回から5回まで3者凡退。6回、先頭の斎藤が右前打で出塁してもスケールズは初球を三邪飛。代打・日高は不運な一直併殺打に倒れた。7回は得点圏に走者を出したといっても2死から。これでは作戦の立てようもない。

 試合後、球団は水口打撃コーチと大島2軍打撃コーチの1、2軍入れ替えを発表した。「打線がタイムリーを打てない状況。気持ちを変えないといけない。コーチもいいものを持っているんだけれど、今の選手と合わないかもしれないから」。村山球団本部長は配置転換の意図をこう話したが、得点力不足は深刻な状態だ。

 「ある程度メンバーも替えんとあかん」。指揮官はリーグ戦再開までの期間での立て直し策を探るものの、カンフル剤は見あたらない。

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2012年6月18日のニュース