松坂30歳初勝利へ イチと今季最後の真剣勝負

[ 2010年9月15日 06:00 ]

三十歳の誕生日を迎えケーキを手にポーズをとるレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂が、イチロー斬りでの「三十路(みそじ)初勝利」を誓った。この日は30歳の誕生日。それでも「30歳は区切りではない。ここから2年くらい脂が乗り切っている状態だと思う。そこから上に、さらにスムーズに積み上げられるかの準備段階。20代中盤くらいから考えてきた計画を継続していく年齢」と、まだまだ心身ともに上積みできると強調した。

 それを証明する舞台が、14日(日本時間15日)のイチローとの今季2度目の対決だ。「(36歳の)イチローさんのように、常に年齢を感じさせないこと。身近にそういう素晴らしい選手がいるのだから、自分もそうありたい」。前回対戦では3打数無安打だったが「データ通りにはいかないし、前回抑えても、同じ攻めは通用しない」と表情を引き締めた。
 ここ5試合連続で4失点以上と、状態は決して良くはない。この日も約40球のブルペン投球。メジャー初の3日連続ブルペン入りで下半身の使い方を体に染み込ませた。「自分の状態が悪くても、イチローさんと対戦するといい球が行く」。今季最後の対決。イチローを抑えて復調のきっかけを、そして30歳初勝利で今季10勝目を手にする。

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2010年9月15日のニュース