黒田7勝目 ジーターに意地の155キロ直球勝負

[ 2010年6月27日 12:15 ]

ヤンキース戦に先発、今季7勝目を挙げたドジャース・黒田

 ドジャースの黒田博樹投手は26日、ロサンゼルスでのヤンキース戦に先発し、5回1/3を投げ、7勝目(5敗)を挙げた。1回に3点本塁打を浴びたがチームが逆転し、7安打5奪三振で4失点の内容だった。チームは9―4で勝った。

 「調子の悪い中で収穫があった。辛抱して粘り強く投げられた」。黒田は7勝目に満足感を漂わせた。
 1回にいきなり2連続四球の後、テシェイラに高めの速球を右越えに3点本塁打された。「立ち上がりから慎重になり過ぎた。考え過ぎてボールが多くなって…」
 しかしチームが5―4と逆転して迎えた4回、2死二、三塁からジーターに対し、2球目に155キロの速球で空振りを奪い、そして3球目は外角のスライダーで空振り三振に仕留めた。「あそこで安打が1本出ると試合の流れも全く変わってしまう」。黒田の意地の投球だった。(共同)

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2010年6月27日のニュース