松井秀“正月太り”なし!ベスト体重維持

[ 2010年1月11日 06:00 ]

イベントに当選した子どもたちと一緒に記念撮影する松井秀喜

 エンゼルスの松井秀喜外野手(35)が10日、石川県能美市の実家に隣接する「松井秀喜ベースボールミュージアム」で入館者55万人達成記念イベントに参加した。例年は正月太りに悩まされる松井だが、今年はシーズン中のベスト体重である102キロ前後を維持していることを明らかにした。長年苦しめられた“年始の関門”を突破し、移籍1年目に好スタートを切った。

 引き締まって見えたのは、カリフォルニアの太陽で日焼けしたせいだけではなかった。「12月も体を動かしていたことに加え、日本に帰ってくるのが遅かったからね。今年は今までの正月よりも体重は少ないですよ。シーズン中と変わらない」と松井は自らの“セクシーボディー”を誇示。これまで難題だった正月太りを逃れたのだ。
 メジャー移籍後は例年、11月末には帰国し、オフの最大の楽しみである日本の美食を味わい尽くしてきた。松井自身、太りやすい体質で、オフの間に110キロを超えたこともあった。しかし、今オフは契約問題に加え、12月6日からカリフォルニア州で守備練習を目的に2週間のミニキャンプを行ったことで、帰国が12月30日に大きくずれ込んだ。「日本に早く帰ってくると、うまいもん食べ過ぎちゃうから。原因はそこなんだよ」。おかげでベスト体重の102キロ前後をキープしているという。指名打者での出場が続いた昨季と異なり、今季は守備に就く機会が増える。それだけに、体重維持は不安を抱える両ひざへの負荷軽減という意味でもこれ以上ない良薬だ。例年のように帰国期間の自主トレで無理に体を絞る必要もない。エ軍からはアリゾナ州テンピのキャンプ地入りの日程を問い合わせる連絡があったといい、「日本では無理はしません。打つのも、守るのも(2月に)米国に行ってからでもいい。ひざのこともあるし慌てずにやりたい」と余裕の表情だ。
 それでも気持ちはもう野球モードだ。「充電はもうとっくに終わりましたよ。イチローさんとの対戦が楽しみ?同地区で対戦が増えるし、いい勝負ができれば。今年はマリナーズのチーム力も上がってますからね。まあ、でも自分たちが勝ちたいと思ってます」。その肉体が、新天地へ懸ける意気込みを何より物語っていた。

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2010年1月11日のニュース