イチロー　巨人“臨時コーチ”　Ｇ球場で自主トレ

　マリナーズのイチロー外野手（３６）が今オフ、巨人の練習場である川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行うことが１５日、明らかになった。

　巨人からは若手にアドバイスを送ることを依頼されており、自身の練習を行いながら“臨時コーチ”としてもフル回転する。来季は同地区のエンゼルスに松井が加入し、注目度は一段とアップ。２月中旬まで同球場で練習する予定のイチローは新たな環境で肉体を研ぎ澄ませ、前人未到の１０年連続２００安打を目指す。
　今年３月のＷＢＣで日本代表を世界一連覇に導いた男が、帝王学をヤングＧに注入する。年内にも同球場を訪れる予定のイチローについて巨人関係者は「せっかくの機会なので、若手の選手はいろいろと学んでほしい」と大きな期待を寄せた。
　球団にイチロー側から連絡が入ったのは１１月下旬。これまでは古巣オリックスの練習施設がある神戸でトレーニングしていたが、今オフは東京を拠点として活動するため「ジャイアンツ球場を使わせてほしい」と依頼を受けた。もちろん許可を出した球団は「若手を教えてほしい」と“臨時コーチ”を要請。イチローも快く引き受けた。