投手陣整備が最優先…松井秀交渉は後回し

[ 2009年12月7日 06:00 ]

 ヤンキースからFAとなった松井秀喜外野手(35)の来季所属先を占うウインターミーティングが7日(日本時間8日)からインディアナポリスで始まる。ヤ軍のキャッシュマンGMは現地へ6日(同7日)に入る予定で、代理人のテレム氏と同会議中の直接交渉の約束を取り付けた。ただヤ軍はあくまで投手陣の整備を最優先に考えており、テレム氏との交渉でも松井の話が後回しになる可能性が出てきた。

 「投手陣はこれで大丈夫、と思った時が問題の始まりだ」と同GMは重要性を繰り返す。テレム氏はハーデン、ウルフ、パディーヤ、ピネイロら有力FA投手も顧客に持ち、複数の米紙がヤ軍の補強リストにこれらの投手の名前を挙げる。先発4、5番手が不在で中継ぎ陣にも不安を残す。優先順位が低い松井の残留交渉より、これらFA投手の話に時間を割くのでは、という見方も強い。
 ヤ軍は総年俸を今季から2300万ドル(約21億円)削減を決め、残留オファーが出されても松井への提示は厳しいものになる。去就問題決着にはまだ時間がかかりそうだ。

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2009年12月7日のニュース