「利き腕を守れ」松坂から菊池に“怪物の教え”

[ 2009年12月7日 06:00 ]

西武・山岸の披露宴に出席後、報道陣の質問に答える松坂大輔

 レッドソックスの松坂大輔投手(29)が、西武のドラフト1位・菊池に“怪物流のススメ”を説いた。6日、都内のホテルで行われた西武・山岸の結婚式に出席。再会した渡辺監督とも「楽しみですね」と話したという菊池に「利き腕を守れ」「先輩を頼れ」との助言を送った。

 来春のキャンプでは、菊池を一目見ようと大フィーバーが予想される。松坂も入団1年目の99年に、連日1万5000人が詰めかけた経験があるだけに「ファンの方は握手をしたくて手を引っ張ることもあると思う。それで肩が抜けるとか、ささいなことでつまらないケガをするともったいない」と説明。ファンとの触れ合いを何よりも大切にする松坂だが、試合後のハイタッチですら利き腕とは反対の左手で行うなど“管理”は徹底している。アクシデントを未然に防ぐためにも「球団の人も配慮してくれると思いますが、限界があるので自分でも気をつけた方がいい」と話した。
 「先輩を頼る大切さ」も語った。西武には工藤、石井一、涌井ら球界を代表する投手がそろう。重圧に負けないためにも「ライオンズにはアドバイスをくれる先輩がたくさんいる。マイペースが一番難しいだろうから、いろんなことに耳を傾けて、遠慮なく聞いた方がいい。涌井にもペース(配分)とかを聞いた方がいい」。活躍を期待するからこそ、同じ高卒からプロ入りする“後輩”を気遣っていた。

続きを表示

2009年12月7日のニュース