山崎サヨナラ打!国学院大が巨くん討ち

[ 2009年9月25日 06:00 ]

<国学大・亜大>サヨナラ勝利に歓喜する国学大ナイン

 東都大学野球第3週最終日は24日、神宮球場で3回戦1試合が行われた。国学院大が延長10回、山崎俊外野手(2年)のサヨナラ打で2―1と亜大を下して勝ち点を2とした。亜大の1年生エース東浜巨(ひがしはま・なお)投手は144球の熱投も実らず2敗目を喫した。

 優勝候補の一角から勝ち点を挙げた国学院大・竹田監督は「勢いがつく勝利。みんなへたくそだけど元気はあるから」とまずはナインを称えた。ヒーローは4番の山崎俊。延長10回1死一、三塁から三塁への強襲安打。前日2回戦の逆転決勝打に続く大役に「サヨナラは人生初。めちゃうれしい」と顔を紅潮させた。
 過去対戦成績3戦0勝2敗だった苦手東浜相手に、前日のビデオ研究で低めの球を捨てることを徹底。1年生右腕から4四球を選び、10安打を浴びせて攻略した。チームは今春リーグ戦で5位に沈んだが、今季は青学大に続いて亜大も下して勝ち点2。今春最下位ながら同じく勝ち点2で首位に立つ立正大とともに“戦国東都”を盛り上げている。残すは中大、立正大戦。指揮官の目はリーグ戦初優勝も視野にとらえていた。

 <亜大 東浜、144球熱投も報われず>東浜がリーグ戦自己最多となる144球の熱投も、今季2敗目。9回まで9安打を許しながら1失点でしのいだが、延長10回に1死一、三塁と走者を背負って降板した。最速150キロもサヨナラ負けに右腕は「自分が投げてチームが勝てないのはエースとして失格」と唇をかんだ。6チーム中唯一の勝ち点なし。思わぬ苦境に立たされ、生田監督もぶぜんとした表情で無言のまま足早に引き揚げた。

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2009年9月25日のニュース