ボビーが“握り”伝授 大嶺「違和感ある」けどいい感じ

[ 2009年2月21日 07:02 ]

 ロッテ・大嶺がバレンタイン監督からマンツーマン指導を受けた。沖縄・石垣島キャンプは20日、最終第5クール初日を迎え、朝からの雨で今キャンプ初めて投手陣と野手陣が時間別に調整。午後から練習となった大嶺はブルペンで60球を投げた際、指揮官からチェンジアップの握り方を伝授されるなど身ぶり手ぶりの熱血指導を受けた。

 「握りは同じで、握りの深さを教えてもらいました。いい感じで投げられたと思う。(ものにできるかは)試してみないと分からないので、試合で使っていきたい」
 地元・石垣島での1軍キャンプに2年連続参加。紅白戦に2度先発してともに好投するなど着実な成長を示している。直球の威力はチーム屈指のものがあり、課題は変化球を含めた球の切れと制球であるのは自分でも分かっている。昨季から習得に取り組み、徐々に完成度を増すチェンジアップ。指揮官も「メンタル面での向上があるし、体もつくってきている。試合で使える球種も増えている。去年よりいい成績を残してくれると思う」と大きな期待を寄せた。
 肩までかかっていた長髪も19日の休日にばっさりカット。「気合の表れ?違います。自分では違和感があります」と照れる20歳右腕は言った。「自信と不安は五分五分。ただ、去年はキャンプ初日から飛ばしすぎたけど今年は余裕がある。頑張ります」。昨季の2勝から2ケタ勝利へ。体脂肪率18%から16・2%と引き締まった大嶺は顔つきも変わってきた。

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2009年2月21日のニュース