40歳6か月 木田、11年ぶり先発当確

[ 2009年2月21日 06:00 ]

安定した投球を見せる木田優夫

 【ヤクルト3―0韓国・SK】18年目のヤクルトのベテラン・木田が20日、沖縄・浦添で韓国・SKとの練習試合に先発した。ひざ元を突く絶妙の制球で3つの見逃しを含む4奪三振。年齢と同じ40球を投げて4回1安打無失点に抑えた。高田監督は「期待通り。インサイドを攻めるシュートのコントロールがあるし。決まっていない6番手争いの筆頭」と不惑の先発復帰へゴーサインを出した。

 木田は淡々と「結果に関しては別に。この時期にしては低めに行ったのが多かった」と振り返りながらも「上ずった球もあった。それは昔から」とオチをつけた。昨年も2軍調整中に先発の準備はしていた。今年9月で41歳となる右腕。ドジャース時代の03年以来、国内ではオリックス在籍時の98年8月2日の近鉄戦(大阪ドーム=当時)以来11年ぶりとなる先発が実現すれば、球団では92年新浦壽夫の41歳4カ月に次ぐ史上2番目の“ご長寿先発”となる。
 「先発の準備は前からひそかにやってるんで。大丈夫です」。この日最速143キロを計測した右腕に年齢のかげりはない。

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2009年2月21日のニュース