67歳の名将が絶賛「川上はすごい戦力になる」

[ 2009年2月21日 10:10 ]

練習終了前、チームメートとともに軽めの運動をするブレーブス・川上(手前)

 ドジャースで野茂がデビューした1995年から、日本選手の活躍をずっと見守ってきた。ブレーブスのコックス監督にとって川上は、監督生活28年目で初めてチームに迎える日本人となる。

 「バレンズエラ(81年ナ・リーグ新人王)みたいだったな、野茂は。来てすぐに活躍した。日本選手を獲得するということは、一線級の選手を手に入れるということ。取った選手の心配をしなくていい。そういう選手が取れるのはいいことだ」
 67歳の名将は川上の力を高く買う。「すごい戦力になるはず。真っすぐはもちろん、ダンディーな(格好いい)カーブを投げる。日本は(投げるとき)トップで制止する投手が多いけど、川上はそれがない。投球フォームはUSスタイルだな」
 ゼネラルマネジャーの経験もあり、アジア野球への興味はもともと強かった。「あそこでは野球の存在は巨大だ」。米国チームを率いた2000年の日米野球は、忘れられない思い出だという。

 ≪みっちり打撃練習≫川上が本格的な打撃指導を受けた。通常の練習開始よりも1時間以上前にグラウンドに出ると、軽くランニングを済ませ、球場裏の打撃ケージへ。ローら3、4人の投手と、ウィリアムズ臨時コーチの打撃講習を受けた。
 バントの構え、トスやマシンを使ったスイングの確認など約1時間。川上は「プロに入ってからコーチがついてこんなに指導を受けるのは初めて。あらためてバッティングが大切だと感じた」と話した。
 21日は打撃練習に登板する予定。「注意点? ピッチャー返し(の打球)です」と話していた。(共同)

続きを表示

2009年2月21日のニュース