背番号「34」!木村 カネやんになる!

[ 2008年12月2日 06:00 ]

千葉市内のホテルで入団交渉し、ロッテ入りが正式に決まった東京ガス・木村雄太は瀬戸山隆三球団社長と会見に出席

 ロッテは1日、ドラフト1位指名の東京ガス・木村雄太投手(23)と千葉市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で契約。背番号は元監督の金田正一氏もつけていた「34」に決まった。

 「背番号34といえば左のエース金田さんのイメージ。偉大な背番号に恥じないよう頑張り、新しい“34”として覚えてもらいたい。目標は先発完投型の投手、それと新人王です」

 3年越しの思いが結実した大型左腕は、通算400勝の大投手を引き合いに力強い抱負。瀬戸山球団社長から「金田さんのようになってほしい」と期待を寄せられると、10月30日のドラフト当日にはなかった笑みが広がった。

 06年ドラフトではロッテと相思相愛ながら横浜から強行指名されて入団を拒否。昨年3月にはプロから栄養費を受け取っていたことが発覚した。1年間の謹慎と対外試合出場禁止処分を経てロッテ入り。「素直にうれしい。晴れてロッテの一員として頑張っていきたい」と前を向いた。社会人でしのぎを削った2位指名のホンダ・長野(ちょうの)は巨人入りを希望して態度を保留しているが「気持ちは分かるんで…。ぜひ一緒にやりたいというひと言だけです」

 “困難”を乗り越えた和製ランディ・ジョンソンが、ライバルより一足早くプロの一歩を踏み出した。

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2008年12月2日のニュース