レイズ 初マジック点灯も7時間で消滅

[ 2008年9月15日 06:00 ]

 【第1試合レイズ7―1ヤンキース・第2試合レイズ5―6ヤンキース】レイズは13日(日本時間14日)、ヤンキースとダブルヘッダーを行い1勝1敗だった。第1試合終了前に、同じくダブルヘッダーの2位レッドソックスがブルージェイズに敗れ、球団創設11年目にして初めて地区優勝マジック15が点灯。試合も勝ってM14に減らしたが、第2試合は逆転負け。レッドソックスが勝ったため、マジックは、わずか7時間8分で消滅した。

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 一度は見えたゴール地点が再び霧の向こうにかすんだ。1日でマジック“点滅”を経験した岩村は「残り16試合でマジックが14。そんなのはあってないようなもの。こういう時期はついたり、消えたりするものだから」と悔しさを押し殺した。
 午後3時10分。レッドソックスが第1試合で敗れ、球団初のマジック15が点灯した。その58分後に第1試合を制しM14。だが、第2試合でまさかの展開が待っていた。1点リードの7回1死一塁から併殺コースの遊ゴロをゾブリストが二塁の岩村へ悪送球。右翼手の失策も重なり同点に追いつかれた。さらに2死からバルフォアがネイディに適時打を浴びて逆転負け。レッドソックスが第2試合に勝ち、ゲーム差は再び2。マジックは消えた。第2試合だけで3失策。岩村は「今まで守りで逃げ切る野球をやっていたチームが守りでミスを犯すとこうなる」と表情を曇らせた。
 今季のヤ軍戦の負け越しも決定したが、悲観することはない。プレーオフ進出マジックは1減って8。右手首骨折から復帰したロンゴリアも2試合で3安打3打点と活躍した。さらに昨年のドラフトで全米1巡目で指名され、マイナーで12勝1敗の好成績を残した左腕プライスが初昇格。プラス材料も多い。「とにかく前向きに。結局1勝1敗だし、いってこいじゃないけど、そういう気持ちで前に向かいたい」と岩村。落ち込んでいる暇などない。

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2008年9月15日のニュース