パ・リーグにはラミちゃんより上がゴロゴロ

[ 2008年5月19日 10:09 ]

18日の試合終了後、ファンとハイタッチをかわす巨人・ラミレス

 巨人のラミレスが18日の広島戦で今季13号、通算224本目の本塁打を放った。通算では同じヤクルト、巨人という道を歩んだペタジーニの223本を上回り、セ・リーグの外国人選手としては最多本塁打記録となった。

 プロ野球歴代では69位(5月19日現在)。“物干し竿”と呼ばれた長いバットで人気を博した、元阪神の故藤村富美男氏、日本シリーズで史上初の代打サヨナラ満塁弾を放った元ヤクルト・杉浦享氏と並んだ。
 来日8年目での記録更新はペタジーニの6年と比べると、スローペースだが、1年でお払い箱になる助っ人が多い中で、長年日本球界でプレーしてきただけでも称賛に値する。 ペタジーニのペースを超えそうなのが来日6年目の中日・ウッズ。5月19日時点で今季9本、通算で214本。昨年の35本塁打と同じならシーズン終了時には240本となり、ペタジーニと同年数で本塁打数は上回ることになる。
 ところでパ・リーグにはラミレス以上の外国人“アーチスト”がローズ(オリックス)の413本を筆頭に現役選手を含め、8人もいる。
 ロッテで活躍したリー(283本)、レオン(268本)の兄弟、阪急の黄金時代を支えたブーマー(277本)、マルカーノ(232本)、プロ野球初の外国人本塁打王ジョーンズ(246本)、優勝を引き寄せた3連発を放ったブライアント(259本)の近鉄勢。カブレラ(オリックス、280本)とローズを除けばなつかしい名前が並ぶ。
 ローズ、レオン、マルカーノはセでも本塁打を打っており、純粋にパの選手とはいえないが、外国人に求められる本塁打を打てる打者という条件でいえば、パの方が結果を出しているといえる。
 ローズとは200本近い差があるラミレス。リーグを超えて、来日外国人最多本塁打をマークする日が来るのか、どうか。まだ33歳。可能性は十分あるといえる。
 

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2008年5月19日のニュース