松坂 豊富な練習量で球に切れ増す

[ 2008年3月7日 10:22 ]

ブルペンで、コーチを打席に立たせ投球するレッドソックスの松坂

 捕手が足をつらそうに伸ばすのを見て、思わず苦笑いした。レッドソックスの松坂大輔投手が6日、ブルペンで94球を投じ、その後は左翼と右翼のポール間のダッシュを繰り返すなど、精力的に汗を流した。

 疲れがたまる時期にあって、メジャーの基準なら“投げ過ぎ、走り過ぎ”といわれるかもしれない。だが、疲れに反比例するように投球の切れは増している。
 思い切り腕を振ることを意識したという前回登板は最速93マイル(約150キロ)をマークし「腕の振りはまだまだなので(93マイルは)フォームが固まりつつある、体をうまく使えている証拠かもしれない」と満足げだった。
 一方で細かいデータも気にかける。昨季終了後、自身が投球した試合で球審がどういうストライクゾーンだったかを集計してもらった。「(球審の)名前が書いてあって傾向を出してもらったけど、まだ顔が分からない」と笑う。練習は豪快に、備えは繊細に。大リーグ2年目の開幕へ向かう。(共同)

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2008年3月7日のニュース