福留2の0 高津1回無安打無失点

[ 2008年3月7日 09:07 ]

アスレチックス戦の1回、見逃し三振に倒れ、渋い表情のカブス・福留

 カブスの福留孝介外野手は6日、アリゾナ州フェニックスで行われたアスレチックス戦に「2番・右翼」で出場、2打数無安打だった。内容は三振、四球、中飛。高津臣吾投手は1―0の6回に4番手で登板し、1回を無安打無失点。チームは1―2で敗れた。

 福留は第1打席の初球を“外角に外れた”と判断したが、球審はストライクをコールした。2球目の外角低めの直球もストライク。1ボールの後、外寄りのカーブを見逃して三振した。外角に広いストライクゾーンに、なすすべがないままベンチに引き揚げた。
 福留は大リーグのストライクゾーンについて「(バットが)届かないところにボールが3球来て、ストライクだったらごめんなさいだね」と話したことがある。しかし、実際に三振を喫した後は「最後は入っているけど、それ以外は…」と不満顔だった。
 四球で出塁した際は、日本とは違う“けん制の基準”に戸惑った。日本ほどグラブの動きや足の出し方に厳しくボークを取らなかった審判員の判断に「確実にボークでしょう」。ただ、これで腐らないのも福留のいいところ。「アメリカらしい審判に会ったし、けん制の確認もできた」。米国野球を肌で感じながら、経験を積み重ねている。

 ≪高津 無失点に笑顔≫高津が、初めて無失点で切り抜けた。1四球は与えたが、安打も許さず「四球は好きじゃないけど、無失点は素直にうれしい」とほおを緩めた。オープン戦もそろそろ中盤に入り、7日には1次カットの絞り込みが行われる。1次カットはマイナーの若手が対象で、球団関係者が「高津は入っていないだろう」と話すなど今回の対象ではなさそうだが、ようやく見せた好投に晴れやかな表情だった。(共同)

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2008年3月7日のニュース