バイアスロン男子・佐藤は伸びず11位、女子・出来島は修正力光った

[ 2022年3月6日 05:30 ]

北京冬季パラリンピック第2日 バイアスロン ( 2022年3月5日    国家バイアスロンセンター )

バイアスロン男子6キロ立位、ウクライナ選手(右)と競り合う佐藤
Photo By 共同

 夏冬計5度目のパラリンピックはほろ苦いスタートになった。男子6キロ立位で佐藤は強風に射撃、滑り共に苦戦した。11位と伸びず「もう一つレベルを上げないと、メダル争いは厳しい」と唇をかんだ。失敗を10発中2発に抑えた得意の射撃は悔いが残るという。「風が巻いていて読むのが難しかった」と振り返る。滑りも風にあおられ、体力を消耗。「出し惜しみをしないように」と必死で追い込んだが、上位は遠かった。

 女子6キロ立位14位の出来島は射撃の修正能力が光った。2発外した1回目に対し、2回目は5発全てが命中。47歳のベテランは「風は強かったが、同じ方向に吹いていたので対応しやすかった」と貫禄を漂わせた。98年長野大会をきっかけに翌年から競技を始め、地道に力を伸ばしてきた。「思い切りできたので次につながる」と前向きに話した。

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