ジャンプ混合団体 メダル獲得ならずも伊藤有希「全てが輝いて見えた」 佐藤幸椰は反省「あともう少し…」

[ 2022年2月7日 23:51 ]

北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体 ( 2022年2月7日    国家ジャンプセンター )

<北京五輪ジャンプ混合団体>2回目を飛び終えた小林陵侑(左端)に歩みよる佐藤幸椰(右から3人目)と伊藤有希(右から2人目)(ロイター)

 北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(ヒルサイズ=HS106メートル)が7日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、日本チームは小林陵侑(25=土屋ホーム)、佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、高梨沙羅(25=クラレ)、伊藤有希(27=土屋ホーム)の4人で新種目に臨むも、1回目の高梨がスーツの規定違反となり、得点が無効となった。それでも日本はあきらめず、合計点で4位に入った。

 男子ノーマルヒルでは32位と不本意な成績に終わった佐藤は、日本チーム2番手として登場。1本目を99・5メートル、2本目には100・5メートルのジャンプを披露したが「昨日から比べれば、少しは仕事をしたかなという部分はありますけども、タラればですけど1本ずつ2メートルほど飛んでいたらまだまだ勝負になったかなという面もあると思います」と反省。

 競技後にはスーツ規定違反により1本目記録なしに終わった高梨沙羅を思いやりつつ「女子はラージヒルがないのが残念ですけど、今日の悔しさを含めてラージヒルや男子団体の方で最高の結果を得られるように、しっかりいい準備をしたいと思います」と11日のラージヒル予選や14日の男子団体へ向け意気込んでいた。

 女子ノーマルヒルで20位に終わった伊藤は、日本チーム3番手として出場。1本目は93メートル、2本目を88メートルで終え「今日の2本は個人戦よりもいいジャンプが出来たと思います。やっぱり団体戦ということで戦うのは一人じゃないので、他の3選手のおかげで心強く飛べました」とコメント。メダルこそ獲得出来なかったが「本当にたくさんの方に支えていただいて、ここに立てたことに感謝しています。試合様式とか全然違うなかで、3回目ではありますけど初めて出たような気持ちで見るもの全てが輝いて見えました」と3度目の夢舞台を明るい表情で振り返った。

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