“冬の女王”高木美帆 通算メダル4個目で日本人冬季で単独トップ浮上 清水、船木、小平らを上回る

[ 2022年2月7日 18:54 ]

北京冬季五輪第4日 スピードスケート女子1500メートル ( 2022年2月7日    国家スピードスケート館 )

滑走する高木美(AP)
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 スピードスケート女子で日本選手団の主将を務める高木美帆(27=日体大職)が、7日の女子1500メートルで銀メダルを獲得した。

 18年平昌五輪で金、銀、銅を獲得。メダル数3は日本勢の冬季五輪で7人が並ぶ最多タイだったが、今回で4つ目を獲得し単独トップに浮上した。今後はさらに500メートル、1000メートル、団体追い抜き(パシュート)に出場予定で、さらなる記録更新の可能性も夢がふくらむ。

 ★冬季五輪の日本人最多メダル保持者
高木美帆(スピードスケート=金1、銀2、銅1)
河野孝典(ノルディックスキー複合=金2、銀1)
船木和喜(スキー・ジャンプ=金2、銀1)
小平奈緒(スピードスケート=金1、銀2)
原田雅彦(スキー・ジャンプ=金1、銀1、銅1)
清水宏保(スピードスケート=金1、銀1、銅1)
葛西紀明(スキー・ジャンプ=銀2、銅1)

【高木美帆ってこんな選手】
 ☆生まれ、サイズなど 1994年(平6)5月22日生まれ、北海道幕別町出身の27歳。家族は両親と兄、姉。身長1メートル64。血液型O。
 ☆競技歴 5歳でスケートを始める。15歳で出場した10年バンクーバー五輪は1500メートル23位、1000メートルは完走者で最下位の35位。14年ソチ五輪は代表選考会で落選した。18年平昌五輪は1000メートル銅、1500メートル銀、団体追い抜きで金メダルを獲得。女子1500メートルの世界記録を保持する。
 ☆他競技 幼少時代から運動神経抜群で陸上、水泳、サッカー、ヒップホップダンスなどに取り組んだ。小学6年時には陸上女子800メートルで、北海道・十勝地区の小学生記録を樹立。サッカーは15歳以下の女子日本代表候補に選出された実績を持つ。
 ☆メモ魔 常にメモ帳を携帯。気づいたことや人に言われたことなど、必要と感じたことは何でも書き留める。読書好きで、本屋巡りが趣味。幅広いジャンルに目を通し「スケートは生活の一部だから、大抵のジャンルが競技につながる」と競技力向上にも一役買っている。

【五輪戦績】
2018年平昌 1000メートル銅、1500メートル銀、チームパシュート金
2014年ソチ 代表落ち
2010年バンクーバー 1000メートル35位、1500メートル23位

【自己ベスト】
500メートル 37秒22 2019年3月2日 カルガリー
1000メートル 1分11秒71 2019年3月9日 ソルトレークシティー
1500メートル 1分49秒83 2019年3月10日 ソルトレークシティー
3000メートル 3分55秒45 2021年12月10日 カルガリー
5000メートル 7分02秒72 2019年3月3日 カルガリー

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