佐藤幸椰、奮闘9位 W杯ジャンプ男子個人第11戦

[ 2021年1月8日 05:30 ]

2回目の飛躍を終えた佐藤幸椰(AP)
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 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦(ヒルサイズ=HS142メートル)が6日にオーストリア・ビショフスホーフェンで行われ、佐藤幸椰(雪印メグミルク)は133メートル、135メートルの合計270・5点で9位だった。

 カミル・ストッフ(ポーランド)が139メートル、140メートルの合計300・7点で圧勝し、2連勝で通算38勝目。4戦の合計得点で争うジャンプ週間総合も1110・6点で制し、3季ぶり3度目の頂点に立った。小林陵侑(土屋ホーム)は14位、佐藤慧一は16位、小林潤志郎(ともに雪印メグミルク)は17位、中村直幹(東海大札幌ク)は2回目に進めず、34位だった。

 ≪小林陵、前傾しすぎ課題14位≫小林陵は上位争いに絡めなかった。ジャンプ週間を完全制覇した一昨季は日本選手として初めてビショフスホーフェンで優勝。この台の特徴である傾斜が緩やかな助走路を苦手としているわけではないが、この日は伸びがいまひとつだった。開幕から試行錯誤を重ねた助走路の滑りはかなり改善されたという。宮平ヘッドコーチによると、次の課題は踏み切り後に体が前傾しすぎてしまう点。「上半身がスキーを取りにいくというか。そこが止まれるようになったら、さらに飛距離が伸びていくんじゃないか」と分析した。

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2021年1月8日のニュース