全国高校ラグビー9日決勝 連覇狙う桐蔭学園・藤原監督「みんなが面白いという試合をしたい」

[ 2021年1月8日 19:30 ]

オンラインで会見する桐蔭学園の(右から)佐藤健次主将、藤原秀之監督、青木恵斗
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 第100回全国高校ラグビー大会(東花園市・花園ラグビー場)決勝を翌日に控えた8日、決勝へ進出した両校がオンライン取材に応じた。戦後6校目の大会2連覇に挑む桐蔭学園(神奈川)は神戸市内で約1時間の最終調整後に会見に臨み、藤原秀之監督は「相手は非常に守りが堅いし、今年は例年に増して攻撃力もアップしている」と決勝初進出の京都成章(京都)を評価。「我々としてはしっかりとトライを防いで、得点できればと思っている。なかなかそういった形にはできないと思うので、厳しい時間帯でどれだけ守れるか、得点を取れる時間帯でいくつトライ、点を取れるかという流れだと思う」と展開を予想した。

 No・8佐藤健次主将(3年)は「京都成章はFWに大きく強い選手がいて、バックスも速かったり、うまい選手が数多くいるので、その選手たちをマークしながら、速いアタッキングラグビーや鋭いタックルが強みと思うので、自分たちがどのようにラグビーをしていくかが大事だと思う」とコメント。2大会連続で臨む決勝については「コロナを乗り越えてきて学んだことがあるので、それをグラウンド内で表現していきたい」と抱負を述べた。また、佐藤と同じく前回優勝にも貢献したロック青木恵斗(同)は「自分の強みであるアタックを前面に出して、チームの優勝に貢献したい」と意気込んだ。

 東日本勢の大会連覇は第73、74回大会の相模台工(神奈川)が最後。かつて相模台工の“壁”に挑み続けた藤原監督は「私自身、今年は(連覇を)全然考えてなかった」と苦笑い。それでも「この試合へ向けた準備を3日間してきた。見ていてもやっていても楽しい、みんなが面白いという試合をしたい」と決意を示した。

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2021年1月8日のニュース