王者チーフスの連勝が13でストップ 第4Qに連続16失点 監督解任のテキサンズは初勝利

[ 2020年10月12日 08:26 ]

きびしい表情で戦況を見守るチーフスのQBマホームズ(AP)
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 NFLは11日に各地で第5週の11試合を行い、昨季のスーパーボウルを制したチーフスは敵地ラスベガス(ネバダ州)でレイダースに32―40(前半24―40)で敗れて4勝1敗。昨季のレギュラーシーズンとプレーオフを含めた連勝は13でストップした。

 QBパトリック・マホームズ(25)のパス成功は43回で22回と精度はいまひとつ。340ヤードと2TD(ランでも1TD)を稼いだものの、チームは第4Qに連続16失点を喫して敗れた。

 本拠をオークランド(カリフォルニア州)からラスベガスに移したレイダースは3勝2敗。QBデレク・カー(29)がパスで347ヤード、3TDを稼ぎ、新人だった昨季にリーグ8位の1150ヤードを走破したRBジョシュ・ジェイコブス(22)は第4Qに貴重な2つのTDラン(7ヤードと2ヤード)をマークして強敵をなぎ倒した。

 開幕4連敗となった時点でビル・オブライエン監督兼GMを解雇したテキサンズは、地元ヒューストン(テキサス州)でジャガーズを30―14(前半10―7)で退けて5戦目で初勝利。アシスタント・ヘッドコーチからの内部昇格で、NFL史上最高齢となる73歳で指揮官となったロミオ・クレネル監督代行は“初陣”で白星を飾った。

 AFCでチーフスのライバルと見られているレイブンズは地元ボルティモア(メリーランド州)でベンガルズを27―3(前半17―0)で下して4勝1敗。QBラマー・ジャクソン(23)がパスで2TDをマークし、守備陣も健闘してTDをひとつも与えなかった。

 ベンガルズは1勝1分け3敗。ドラフト全体トップで指名された注目の新人QBジョー・バーロウ(23)のパス獲得は今最少の183ヤードにとどまり、サックを7回浴びてインターセプトを1回喫するなど最後まで苦しむ一戦となった。

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