「Good」じゃなくて「Best」の快投!デンソーのグッドが初勝利

[ 2020年10月12日 05:30 ]

第53回日本女子ソフトボール1部リーグ   デンソー4―0太陽誘電 ( 2020年10月11日    栃木県総合運動公園本球場 )

<太陽誘電・デンソー>ハイタッチするデンソーの勝利投手・グッド(左)(日本ソフトボール協会提供)
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 第53回日本女子ソフトボール1部リーグ(日本ソフトボール協会・日本女子ソフトボール機構主催)は11日、栃木・宇都宮市、群馬・高崎市、横浜市で第8節の6試合を消化した。デンソーはメーガン・グッド投手(24)が6回無失点の力投で来日初勝利。トヨタ自動車は豊田自動織機との上位対決を制し、唯一の1敗となった。

 評価が「Good」じゃ全然足りない。6回を投げて被安打1、無失点のパフォーマンス。来日初勝利のデンソーのグッドには、最上級の「Best」をあげよう。

 「立ち上がりは少し緊張したけど、(捕手の)小島やバックのみんなが助けてくれて、いい投球ができたわ」

 今季加入の右腕にとって、初先発のマウンド。序盤に2点のリードを得て、自分の投球リズムを手に入れた。初回、2回と2つずつ四死球を出しながら、ピンチになるとMAX116キロのストレートで抑えにかかる。「きょうはストレートがすごく良かった。制球も、キレも、ね」。1敗の太陽誘電から挙げた白星が持つ価値は計り知れない。

 レベルアップのために選んだ新天地。初めてプレーする異国の地では、打者の選球眼の良さに驚いた。だれもが経験するソフトボール文化の違い。だから、チームメイトのフーバーの存在は心強い。同じ95年生まれで、同じポジション。日本での先輩は、精神面だけでなく、フォームなど技術面でも助言をくれる。

 「今はチームのために、目の前の試合を精一杯戦いたい」
 真剣な眼差しで話す右腕は、ソフトボール界屈指の美貌の持ち主。実力だけでなく、キュートな顔立ちも、「Best」をあげていい。チームは連敗をストップ。逆転の決勝トーナメント進出へ、グッドが大きな力になる。

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