ナダル、全仏13V&通算100勝!ジョコビッチにストレート完勝

[ 2020年10月12日 05:30 ]

テニス 全仏オープン   男子シングルス決勝 ( 2020年10月11日    パリ・ローランギャロス )

<全仏OP>男子シングルスを制し、歓喜するナダル(AP)
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 男子シングルス決勝で第2シードのラファエル・ナダル(34=スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(33=セルビア)にストレート勝ちし、大会最多記録を自ら更新する4年連続13度目の優勝を果たした。4大大会シングルスは通算20度目の優勝で、ロジャー・フェデラー(39=スイス)と並ぶ男子最多記録。全仏オープンでは通算100勝目となり、賞金160万ユーロ(約2億円)を獲得した。

 センターコートに屋根が付き、開催時期が初夏から秋に変わっても赤土の王者の強さは不変だった。

 6―0の第1セットは48分、6―2の第2セットも51分。ジョコビッチさえ対応できないほど深く、鋭い角度のスピンショットに、絶妙のドロップショット。「ここは彼の家だ」。試合前の宿敵の言葉どおりの圧勝で、ナダルが記念のローランギャロス通算100勝目で13度目V&4大大会最多タイ20度目の優勝を飾った。

 新型コロナウイルスによる中断期間中、ライブチャットでファンを楽しませる一方、練習できない選手たちのためにマジョルカ島の施設を開放。自身は全米オープンを欠場して実戦復帰へ準備を整えてきた。「過去最も難しいローランギャロスになる」。開幕前の危機感がうそのように、今年の大会でも1セットも失わなかった。

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2020年10月12日のニュース