栃ノ心 平幕Vからの連続賜杯に自信 大関で母国凱旋へ

[ 2018年1月30日 05:30 ]

栃ノ心は初場所優勝一夜明け会見で本紙を手に笑顔を見せた
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 大相撲初場所で初幕優勝した栃ノ心(30=春日野部屋)が千秋楽から一夜明けた29日、都内の春日野部屋で会見した。穏やかな表情で喜びに浸り、賜杯の感想は「重かった」としみじみ。しかし、故郷ジョージアへの帰国時期には「5月くらいかな」と苦笑いした。

 昨年11月に生まれた長女アナスタシアちゃんをまだ抱いていない。テレビ電話で成長を見守る日々。5月の夏場所まで協会行事や本場所、巡業と多忙で、帰国が夏場所後にずれ込むのも仕方がない。その一方で、大関で凱旋できる可能性は膨らむ。

 「三役で3場所33勝」が大関昇進の目安とされるが例外もある。かつて照ノ富士は関脇2場所目で優勝したことが決め手となり大関に昇進した。栃ノ心の来場所関脇復帰は確実。年6場所制で、平幕Vから2場所連続優勝した力士はいない。「立ち合いをもっと研究したい」とおごりのない栃ノ心が史上初の快挙を成し遂げれば、大関昇進は現実味を帯びる。

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2018年1月30日のニュース