璃花子、連日のW日本新樹立 17歳の“謙虚な心”で快進撃

[ 2018年1月15日 05:55 ]

今大会3種目で日本記録を樹立した池江
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 謙虚な心が17歳の快進撃を後押しているのかもしれない。競泳女子の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が14日、東京辰巳国際水泳場で行われた短水路(25メートルプール)の競技会に臨み、前日と合わせ出場した4種目全てで日本記録を更新する快挙を成し遂げた。リレーを含め、自身計19種目となる日本記録を打ち立てた池江。記録を更新するたび新記録の表彰式が行われたとあって、「(ほかの選手が)レースあるのに(表彰式で中断して)申し訳ないと思っていたのもある」と頭をかいた。

 新年の初実戦ながら、出場全レースで日本新記録を更新。17年世界選手権200メートル個人メドレー銀メダルの大橋悠依が「バケモノかよ」と驚がくする中、高校2年生の「始まったばかり、世界で戦う力をつけていきたい」という低姿勢は変わらない。

 というのも、17年世界選手権でメダルを逃した悔しさが池江の原動力だ。16年リオ五輪でもそうだが、あらためて世界の舞台を経験し、足元を見つめ直した。筋力強化に加え、スタートなどの弱点も克服。改善したポイントが結果に表れるから取り組む姿勢も前向きになれる。今月23日からは約20日間のオーストラリア合宿を予定。強豪が集う場で腕を磨く17歳は「世界のトップ選手いる中での合宿で不安も多いけど、どういう感じで練習しているのか、興味あるので学んできたい」と意欲を見せた。

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2018年1月15日のニュース