平野歩夢 上位10人の決勝へ「回転数より高さをイメージ」

[ 2017年12月8日 09:04 ]

決勝進出を決めた平野歩夢
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 スノーボード・ハーフパイプW杯第2戦の予選が7日、米コロラド州のコッパーマウンテンで行われ、男子でソチ五輪銀メダルの平野歩夢(19=木下グループ)は、2回目に92・66点をマークし、予選2組の3位で上位10人による9日の決勝に駒を進めた。

 雪が舞うパイプの状況を冷静に見極め、2回の演技をミスなくまとめた。「(雪で)板が走らないから回転数より高さをイメージしていた。予選からぐりぐり回転数挙げるのもこの状況では厳しかった」。回転は1080(3回転)の連続技にとどめ、1回目は確実に、2回目は高さを意識した。「2本目になってちょっとスピードも出て、イメージ通りに高さも出せた」と1回目の87・33点からさらに点数を上げた。

 五輪2度の金メダルを持つショーン・ホワイト(31=米国)や15、17年世界選手権王者のスコット・ジェームズ(23=オーストラリア)が実力者がしのぎを削る今大会。「今日みたいな高さで、ダブルコーク1440を連続で出せるつなぎ決められれば問題ないのかなと思う」と平然とした口調で優勝への自信をにじませた。

 平野以外では片山来夢(22=バートン)が同組のトップで通過し、安藤南位登(20=尾瀬ク)は14位、平岡卓(22=バートン)は17位で予選落ちとなった。

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2017年12月8日のニュース