ヘンダーソンは奈紗タイプ 身長補う強い体幹で豪快プレー

[ 2017年11月3日 05:30 ]

3日開幕 スポニチ主催・TOTOジャパンクラシック ( 茨城県小美玉市 太平洋クラブ美野里コース=6608ヤード、パー72 )

11番、グリーンを確かめるブルック・ヘンダーソン
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 【服部道子プロの注目選手】TOTOジャパンクラシックには米ツアーの強豪が多数、参戦している。米ツアーのテレビ中継で解説者を務めるプロゴルファー服部道子が注目選手をピックアップ。第1回はブルック・ヘンダーソン(20=カナダ)を紹介する。

 米ツアーの若手で、私が今、最も注目しているプレーヤーの1人がブルック・ヘンダーソン選手です。

 キュートなルックスに似合わない豪快なゴルフが持ち味。カナダ出身でアイスホッケーをプレーしていたことがあり足腰、体幹が強く、ヘッドスピードが速くて飛距離も出ます。身長は高くないのに、体を鍛えていてパワフルなプレーをするという意味では、畑岡奈紗選手と同じタイプだと思います。

 スイングは肉体的な強さ、柔らかさを生かしたもので一般アマチュアの参考にはあまりならないと思いますが、クラブを上手に使ってヘッドスピードを上げていく技術はさすがです。

 またクラブセッティングが独特で1Wの長さが48インチもあります。ジュニア時代に大人のクラブを使っていた名残だと思いますが、グリップを非常に短く持って振ります。性格はアグレッシブでどこからでもピンを狙います。パットもかなり強気で平気で1メートルくらいはオーバーします。

 3年前に軽井沢で開催された世界女子アマチュアチーム選手権で見たことがあり、当時から攻撃的なゴルフをしていてオーラがありました。まだ20歳ですが、米ツアーで通算5勝していて、今年も既に2勝しています。調子も良さそうなので今大会でも活躍が期待できます。

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2017年11月3日のニュース