設楽啓、日立物流移籍後初レースで好走「自分の決断は間違っていないかな」

[ 2017年11月3日 13:11 ]

日立物流での初レースを終え、笑顔を見せた設楽啓太
Photo By スポニチ

 東日本実業団対抗駅伝が3日、埼玉県庁〜熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の7区間77・5キロのコースで行われ、設楽啓太(25)が日立物流の5区(7・8キロ)を担い、23分6秒の区間2位と好走した。「タイムの目標はクリアできた。いい感じで走れた」と笑みを浮かべた。チームは4位で、来年元日のニューイヤー駅伝の出場権を獲得。優勝はホンダだった。

 設楽啓は、今年3月末にコニカミノルタを退社。「練習をやっているのに結果が出なくて。このまま続けていいのか悩んだ」。環境を変える大きな決断を下し、9月に日立物流に入社。「チームの雰囲気に慣れることからスタートして、ここまでで徐々に慣れてきた」。今大会が同社でのデビュー戦で、「自分の決断は間違っていないかな」と振り返った。

 双子の弟・悠太は9月にハーフマラソンで日本記録を樹立し、ベルリン・マラソンでは2時間9分3秒の自己ベストをマーク。「悔しいとかは全然ない。僕にとっても嬉しいことだし、兄貴として負けられない」。啓太も12月3日の福岡国際で初マラソンに挑む。「サブ10(2時間10分切り)が目標」とし、「お互いに五輪を目指しているし、(悠太と)2人で一緒に東京五輪に出場できたらいい」と夢舞台に思いをはせた。

続きを表示

2017年11月3日のニュース