逆転賞金女王狙う鈴木愛 首位タイと絶好のスタート「ショットが戻ってきました」

[ 2017年11月3日 17:53 ]

女子ゴルフツアーTOTOジャパンクラシック第1日 ( 2017年11月3日 )

18番、バーディーパットを沈めてギャラリーの声援に応える鈴木愛
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 逆転賞金女王を狙う鈴木愛(23)が66で回り、首位タイと絶好のスタートを切った。「久しぶりにいいゴルフができてうれしいです。優勝したアース(モンダミン)ぶりにショットが戻ってきました」と独特の表現で喜びを口にした。

 2番パー5で1・5メートルのバーディーパットを沈め幸先のいいスタートを切るが、続く3番でグリーン左からのアプローチを寄せきれず6メートルのパーパットを外す。さらに4番では12メートルから3パット。5番でもボギーと3連続でつまずく。その嫌な流れを変えたのが、9番パー5だった。残り100ヤードからの第3打をピン手前4メートルにつけ一発でねじ込む。「最近は9番くらいのバーディーパットが入らなかったので、私的にはあれが大きかったです」。自身5度目となる1ラウンド9バーディーの猛追で畑岡ら首位グループを捉えた。

 この日は昨年の全米オープン覇者の田仁智(チョン・インジ)と元世界ランク1位のリディア・コーと同組だった。「1番のティーショットの時にドライバーで地面を叩かないか緊張しました。昨晩もそのシーンが夢に出ました」と振り返る。そのドライバーショットはフェアーウエーをキープしたものの「2打目で地面を叩かないかドキドキしていました」と苦笑いする。

 田仁智は同学年でリディア・コーは1学年下だが、短期間で世界のトップまで駆け上がった気になる存在。「リディアはどんな球を打っても変わらない。リズムもいいですし、ショートゲームがうまいと思いました。インジは間の取り方が上手なので、特にパターを打つ前、参考にしています」とそれぞれの動きから好プレーのヒントを探し出した。

 「2人とも悪いときはあまり表情に出さない。カーッとなる表情を見せない。私と正反対なので、見ていて勉強になる部分があります」。国内ツアーではなかなか味わえない緊張感はあったものの、その分収穫も大きかったようだ。

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2017年11月3日のニュース