愛、涙の4位…得意のパット不調 賞金女王へ「修正したい」

[ 2017年10月16日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 富士通レディース最終日 ( 2017年10月15日    千葉県千葉市 東急セブンハンドレッドクラブ西コース=6662ヤード、パー72 )

18番、2位タイの鈴木愛(左)は優勝したテレサ・ルーを称える
Photo By スポニチ

 3打差逆転を狙った鈴木愛(23=セールスフォース)がパットの不調に泣いた。5バーディー、4ボギーの71で追い上げには及ばず、涙の4位で大会を終えた。2位から出たテレサ・ルー(30=台湾)が逆転で日本ツアー通算15勝目となる今季3勝目を飾った。

 頬が涙で濡れた。鈴木は4ボギーのうち3つで3パット。平均パット数1・7539でツアー1位は守ったが、この日の29パットは全体の18位。「一番練習しているのに、なんでこんなにうまくいかないんだろう」。悔しさで涙があふれた。

 逆転Vを狙って今年5度目の最終日最終組スタート。1番で第2打を10メートルに乗せたが、第3打はカップ右をすり抜け、返しの1・5メートルも外してまさかの3パット。続く2番でも3パットで連続ボギーを喫し、早々に優勝戦線から退いた。中盤で5バーディーを奪い意地を見せたが、最後の2ホールでも連続ボギーで終戦。「ショットもパットも良くなかった」と悔やんだ。

 それでも、4位になったことで、賞金ランクは2位のままながら、獲得賞金は1億961万3800円とし、1位キム・ハヌルとの差を269万200円まで縮めた。次戦は19日開幕、スポニチ主催「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」に出場予定。「コースも好きだし賞金も高い。調子も上がってきているので、しっかり修正したい」と賞金女王争いも見据え、雪辱を誓った。

続きを表示

2017年10月16日のニュース