遼、国内復帰初戦いきなり予選落ち 再起へ「何千球も打つ」

[ 2017年10月14日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン第2日 ( 2017年10月13日    岐阜県関市 岐阜関カントリー倶楽部東コース=7180ヤード、パー70 )

18番、第2打をミスする石川遼
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 国内復帰初戦の石川遼(26=CASIO)が77と崩れ、通算9オーバーの97位で日本オープン自己最低順位で予選落ちをした。初日終了後、レベルアップするために、スイングを修正。何千球もの球打ちを課し、再起を誓った。14年の大会覇者、池田勇太(31=フリー)がこの日のベストスコアに並ぶ66を出し、単独首位に浮上した。

 出だしの2ホールに石川の現状が映し出された。スタートの10番パー4は1Wでの第1打を右ラフに曲げ、「ライが良かったから」と2オンを狙ったが失敗。グリーン奥のラフからのアプローチもミスしてダブルボギーを叩いた。続く11番パー4はフェアウエーからの第2打でグリーンをオーバー。1・5メートルのパーパットも沈められなかった。

 ティーショットからパットまで苦しむ状態で流れが良くなるはずもない。後半も1番から3連続でスコアを落とし、終わって見ればバーディーは2つだけ。ボギー7つにダブルボギー1つと散々だった。パー70では自己ワーストにあと1打の77。カットラインには6打も及ばず日本オープンではアマチュア時代の07年以来となる予選落ちを喫した。

 「昨日から1Wの感じが良くなかったので大幅に修正を加えた。今はあまりにスイングが悪すぎる」

 右へ曲げることが多かった初日のラウンド後、「インパクトで手の位置が高くて打点がぶれやすい」ことに気付いたという。右の股関節の位置も含め意識して18ホールを回ったが、「感覚では10センチ、15センチも手が浮いた状態」と言うほど、ズレは大きかった。

 「昨日までの打ち方でパープレーでしのげたかもしれないけれど、今後、上のレベルに行くには今やらなければいけない。何千球と打って体になじませる」

 19日開幕のブリヂストン・オープンはエントリー済みで試合に出場しながら修正を図る。米ツアーの出場権を失い、再起を懸けて臨んだ国内初戦でも突きつけられた現実。抜けた先に明るい未来があると信じ、あえてトンネルに足を踏み入れた。

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