【佐藤信人の目】松山&谷原 全英へ不安要素なし 前哨戦で収穫

[ 2017年7月11日 09:12 ]

欧州男子ゴルフツアー アイルランド・オープン最終日 ( 2017年7月9日    英ポートスチュワート ポートスチュワートGC=7118ヤード、パー72 )

アイルランド・オープン最終日、10番でラフから第2打を放つ松山。通算13アンダーで14位
Photo By 共同

 残念ながら優勝には届かなかったが、松山も谷原も全英オープンに向けて期待を抱かせるゴルフを見せた。

 松山はもっと良い順位で終わりたかっただろうが、特に不安要素は見当たらない。世界ランキング2位になり周囲が注目している中でしっかり上位に入ったことは次につながる。全英オープン前にリンクスや英国の寒い気候を経験したこともプラスになるはずだ。

 谷原はパットとアプローチの技術が世界でも高いレベルにあることを証明した。今大会のコースは地面が軟らかく、ラフが深くなかったのでパワーヒッター有利だったが、全英の会場ロイヤルバークデールはフェアウエーが狭く、グリーンが小さめ。風が吹いて地面が硬くなればフェアウエーをキープするのも、グリーンでボールを止めるのも難しい。パワーよりもスピンコントロールや小技が重要となるため、谷原の持ち味がより生きてくる。全英でも上位に進出する可能性が十分ある。(プロゴルファー)

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月11日のニュース