稀勢 初白星、貴景勝突き落とし初顔12連勝「集中していた」

[ 2017年7月11日 05:30 ]

大相撲名古屋場所2日目 ( 2017年7月10日    愛知県体育館 )

貴景勝(左)を突き落としで破った稀勢の里
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 稀勢の里も連敗は喫しなかった。横綱初挑戦の貴景勝をつかまえ切れなかったが、右から張り手を繰り出すなど応戦。最後は相手の左突き手を外し、右から突き落した。これで初顔相手に12連勝。幕内通算698勝で、旭天鵬を抜いて単独史上8位となった。

 「集中していた。ああいう展開でもしっかりやれた」。相手が得意とする突き押し相撲に付き合った格好だが、俵に足が掛かることはなかった。藤島審判長(元大関・武双山)は「嫌な相手だが、圧力があったから決まった」と評価し、八角理事長(元横綱・北勝海)も「相手に合わせたとはいえ受けたのだから、ある意味で横綱相撲」と話した。

 左上腕などに不安を抱えているが、この1勝でどう変わっていくのか。和製横綱は「集中して」という言葉を繰り返した。

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2017年7月11日のニュース