錦織 全仏オープンへ前向き「今年もポジティブな気持ちは変わらない」

[ 2017年5月28日 22:47 ]

初戦に向けて練習する錦織圭
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 全仏オープンで4大大会初優勝を狙う錦織圭(27=日清食品)が28日、パリのローランギャロスで会見を行った。

 今季はA・マリー(英国)とジョコビッチ(セルビア)のトップ2が不安定で、ナダル(スペイン)の復調やティエム(オーストリア)の成長、A・ズベレフ(ドイツ)の台頭もあって混戦模様。「ナダルやティエム、クレーでより強い選手が増えてきたのを感じるが、同時にいつでもチャンスはみんなにあると思っている。2週間いいテニスをしていきたい」と気負いのない表情で語った。

 右手首の故障の影響で十分に試合数がこなせず、今大会前には6年ぶりに4大大会前週の試合に出場し、実戦感覚を養った。前哨戦の結果だけを見れば例年より見劣りするものの、「去年も自信をもって臨んだが、ここ数年はクレーで結果が出ている。今年もポジティブな気持ちは変わらない」と不安を打ち消した。

 実際に会見前のモンフィス(フランス)との練習では、強打でモンフィスを押し込み、好調な仕上がりをアピールした。29日以降の1回戦では公傷明けでランク外のタナシ・コッキナキス(21=オーストラリア)と対戦する。

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2017年5月28日のニュース