高安の大関昇進 事実上決定 31日に理事会、正式誕生

[ 2017年5月28日 20:12 ]

田子ノ浦部屋祝賀会で笑顔の高安
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 大相撲夏場所千秋楽の28日、西関脇高安(27=本名高安晃、茨城県出身、田子ノ浦部屋)の大関昇進が事実上決まった。日本相撲協会審判部の二所ノ関部長(元大関若嶋津)が昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。これまで理事会で昇進が見送られた例はない。

 31日に開かれる名古屋場所番付編成会議と臨時理事会で「大関高安」が正式に誕生する。2015年夏場所後の照ノ富士以来の新大関。八角理事長は「気後れしていないのが一番いい。力強い相撲をこれからも取っていけばいい」と期待した。

 高安は14日目、千秋楽と連敗したが、3場所合計で昇進目安の33勝を上回る34勝をマーク。6場所連続三役で2桁勝利5度の安定感と、力強い突き、押しが評価された。

 既に38度目の優勝を決めていた西横綱白鵬(32)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が横綱日馬富士を下して15戦全勝とし、自身の史上最多記録を更新する13度目の全勝優勝を果たした。

 ▼八角理事長(元横綱北勝海)の話 高安は自信をつけた感じがする。日馬富士に勝ったのが大きい。はたくより、突っ張って追い込んでいく形を磨いていってほしい。貪欲さを見せないと。力強い相撲をこれからも取っていけばいい。

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