白井 10月世界選手権個人総合代表へ攻める! 体操NHK杯

[ 2017年5月20日 05:30 ]

体操のNHK杯に向けて調整する白井
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 “ひねり王子”がハートで勝負する。体操のNHK杯(女子20日、男子21日)を控え、白井健三(20=日体大)らが19日、会場の東京体育館で会見。4月の全日本の得点と合計して争う今大会で2位以内に入れば、世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)の個人総合の代表に決定する。

 全日本3位の白井は、同優勝の内村航平(28=リンガーハット)と0・25点差、2位の田中佑典(27=コナミスポーツ)と0・2点差。「航平さんや佑典さんに比べると足のラインや決めはまだまだ甘い」とした上で、「演技に出ない度胸や一発に懸ける勇気は誰にも負けない」と闘志を燃やした。全日本では跳ばなかった跳馬の「シライ2(伸身ユルチェンコ3回半ひねり)」の挑戦にも意欲的。「攻めた体操を見てほしい」と力を込めた。

 《代表入り圧倒的優位、村上「楽しむ」》女子は村上が全日本で2位の杉原に2点差をつけ、世界選手権代表入りへ圧倒的優位に立つ。「楽というよりは、さらに思い切って楽しんで試合ができる」と冷静に話した。杉原は平均台の降り技を全日本の2回半ひねりから3回ひねりに難易度を上げ、「人事を尽くしたので、あとは天命を待つ感じです」と気合十分。全日本3位の梶田は「床運動の足持ち3回ターンでアピールしたい」と意気込んだ。

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