17歳アマ杉原 ツアー初予選通過、名前の由来タイガーばり急浮上

[ 2017年5月20日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン第2日 ( 2017年5月19日    京都府城陽市 城陽カントリー倶楽部=7037ヤード、パー71 )

関西オープン第2日 10番、ティーショットを放つ杉原
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 17歳のアマチュア、杉原大河(徳島・生光学園高3年)が6バーディー、2ボギーの67で回り、ツアー7戦目の出場で初めて予選を通過した。ショットがさえて48位から通算2アンダーの8位に急上昇した。小野田享也(たかや、25=フリー)が65を出し、通算6アンダーで初日首位の今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)に並んだ。

 タイガーが好調なのはプロ野球だけではない。タイガー・ウッズが名前の由来の杉原大河(たいが)も、勢いよく48位から8位に急浮上した。

 「予選を通ることだけ考えてやった。もう100点満点です。今日はショットに助けられた一日でした」

 プロが手を焼く硬くて止まりにくい砲台グリーンを「高い弾道を意識した」というショットで攻略。6バーディーを奪った。父の影響で5歳からゴルフを始め、今大会がツアー7戦目。中3の14年には世界ジュニア選手権の13〜14歳の部を制した力がありながら、今まで「緊張でキャディーと会話できないぐらいだった」と予選落ちが続いた。だがこの日は、シード選手の重永と2サムで「話しかけてもらって楽しく回れた」と、4アンダーの67につなげた。

 今大会には「たいが」の名前が4人もいる。いずれもアマ。「同じ名前の人には負けたくない」。初の予選通過は、同名へのライバル心と無縁ではなかった。初の決勝ラウンドに向け「上位の人の技術を見て学びたい」と謙虚に話した。

 ◆杉原 大河(すぎはら・たいが)1999年(平11)11月4日、徳島市生まれ。ハンディキャップ3の父・剛毅さん(63)の手ほどきで5歳からゴルフを始める。小学生と中学生の全国大会をともに制した。1Wの平均飛距離は280ヤード。得意クラブはアイアン。持ち球はフェード。憧れのプロはジェーソン・デー(オーストラリア)。好きなプロ野球チームは日本ハム。1メートル74、76キロ。

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2017年5月20日のニュース