一平、男子100平は自己新3位 世界記録保持者対決黒星も納得

[ 2017年5月20日 05:30 ]

競泳ジャパン・オープン第1日   男子100メートル平泳ぎ ( 2017年5月19日    東京辰巳国際水泳場 )

ジャパン・オープン男子100メートル平泳ぎ決勝 59秒80で3位の渡辺
Photo By 共同

 男子100メートル平泳ぎで、200メートル世界記録保持者の渡辺一平(20=早大)が自己ベストの59秒80で3位となった。100メートル世界記録保持者のアダム・ピーティ(22=英国)が58秒82で優勝した。女子200メートル自由形では池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が1分56秒91で制した。

 世界記録保持者同士の初対決は本職のピーティの圧勝だったが、渡辺も過去最高の泳ぎを披露した。先行するピーティを懸命に追い、ラスト20メートルでやや失速したものの、自己ベストを0秒19更新する59秒80。「50メートルまでは落ち着いて僕らしい泳ぎができた」と控えめに喜んだ。

 少ないストロークで大きく泳ぐ渡辺と、パワフルにテンポよく泳ぐピーティのスタイルは対照的。身長は同じ1メートル93だが、「体重が20キロぐらい違うと思う」と苦笑いするほど体の厚みが異なる。200メートルを本職とする渡辺の課題は前半のスピード。100メートルが速くなれば、2分5秒台の世界記録更新も見えてくる。「自己ベストを出したと言っても、ピーティと1秒離れている。少しでも近づけるようにしたい」と貪欲だった。

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2017年5月20日のニュース