新十両の貴源治 堂々好スタート!関取初白星

[ 2017年5月14日 15:24 ]

 新十両の貴源治(貴乃花部屋)が明生に勝ち、関取初白星をあげた。前日の13日が20歳の誕生日で、20代の門出も勝利で祝った。

 立ち合いで10発突っ張ってから左を差し、もろ差し狙いで右を差しにいった。そこで相手が左上手投げ。貴源治は右すくい投げで対抗して打ち合いとなり、わずかに明生が先に落ちた。「顔から落ちようと思いましたけど、先に落ちたのが見えた」。一門の連合稽古でも胸を合わせており、落ち着いていた。

 師匠は平成の大横綱・貴乃花親方。「(幕下と違い)15日間だから、今のままの精神状態では15日は戦えない。ゼロからやって、取り組まないと。勝ち負けより、やれることをやりきれ」と指導を受けているという。

 初めての土俵入りなど、これまでとは違う流れを経験しても「緊張しなかった」と、堂々と好スタートを切った。

 双子の兄、東幕下25枚目の貴公俊も白星発進。「周りから弟に追い付け、といわれるのが悔しい」と源治に負けじと気合いを入れた。

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2017年5月14日のニュース