桐生 フライングで失格も攻めの姿勢崩さず「もっとスタートを極めたい」

[ 2017年5月14日 18:32 ]

 陸上のダイヤモンドリーグ第2戦上海大会男子100メートルに出場した桐生祥秀(21=東洋大)、ケンブリッジ飛鳥(23=ナイキ)らが14日、中国から羽田空港に帰国した。

 スタートの反応時間が規定よりもわずか0秒016だけ速かったためにフライングで失格となった桐生は「レース自体は走ることはできなかったけど、ほんの少しのスタートの確認ができたのは収穫かなと思います。もっとスタートを極めたい」と気持ちは既に前向き。

 国際陸連公認のスタート・インフォメーション・システムで反応時間が0秒100秒を切ると即失格となる規定があり、今回の桐生は0秒084。今季はスタートの反応をトレーニングで強化し、成長を遂げていただけに「リアクションタイムがマイナスではなかったので、プラスでしっかり音に反応できた。ここでびびっていたら逆に負けだと思う」と攻めの姿勢は崩さないことを誓った。

 次回レースは25日からの関東学生対校選手権。持ち越しとなった日本人初の9秒台へ「風がなくても出る自信はある」と力強かった。

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2017年5月14日のニュース