栃木、とっておき守備で快幕!マンマークで起点つぶし 相手司令塔わずか8点

[ 2017年5月14日 05:30 ]

Bリーグ チャンピオンシップ準々決勝第1戦   栃木80―73千葉 ( 2017年5月13日 )

栃木―千葉 第4クオーター、シュートを放つ栃木・田臥=宇都宮市体育館
Photo By 共同

 初代王座を懸けて開幕し、東地区1位の栃木がホームで同3位の千葉を80―73で下して、先勝した。千葉の司令塔の富樫勇樹(23)を8得点に抑えるなど、激しい守備で主導権を握った。第2戦は14日に行われ、2勝したチームが準決勝に進出。1勝1敗となった場合は、2戦目終了後に行われる第3戦(5分前後半)で決着をつける。

 栃木はとっておきの守備が機能した。前回の対戦ではゾーンも使ったが、この日はマンツーマンで徹底的にアウトサイドの選手にプレッシャーをかけた。富樫に対して時には2人がかりでマークし、攻撃の起点をつぶしにいった。「千葉は得点力が凄い。3点シュートを抑えることが鍵だった」と田臥。その狙い通り、リーグNo・1の成功数(1試合平均9・5本)を誇る相手の3点シュートはわずかに成功4本。富樫には3点シュート1本(成功0)しか打たせなかった。相手の攻撃のリズムを崩すことに成功して前半で8点リード。終盤2点差に詰められたが、きっちり逃げ切った。

 千葉とはレギュラーシーズンと全日本総合選手権を合わせて今季10度目(5勝5敗)の対戦だった。ウィスマン監督は「毎回、同じ守備をしていては勝てない。違うことを試すこともある」としてやったりだ。初戦は3916人の超満員で、会場はチームカラーの黄色で染まった。第2戦も再びホームで戦う。第4Q要所で2本の外角シュートを沈めた田臥は「明日勝たないと意味がない。ホームは心強い。ファンの方と一緒に突破したい」と力強く語った。

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2017年5月14日のニュース