鈴木愛が奪首!PO敗退雪辱へ、“高低差”味方「好きなコース」

[ 2017年5月14日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース第2日 ( 2017年5月13日    福岡県福岡市 福岡CC和白C=6308ヤード、パー72 )

18番、バンカーからチップインバーディーを決める鈴木
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 悪天候のために前日サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、今季初優勝を目指す鈴木愛(23=セールスフォース)が通算7アンダーで首位に立った。第2ラウンドを6バーディー、1ボギーの5アンダーで回り、2位に3打差をつけた。

 鈴木が雪辱Vへ前進した。涙のプレーオフ敗退から2週間。「サイバーエージェント・レディースでは良いゴルフをしたけど負けてしまった。やっぱり優勝したいです」。今季はトップ10入りが5回と好調だが、未勝利。今度こそ通算4勝目を手にすると意気込んだ。

 前日の順延を受け、この日は6番から全31ホールのラウンド。「疲れました」と苦笑いを浮かべたが、第2ラウンドの12番から3連続、17、18番でも2連続バーディーを奪って2位に3打差をつけた。「1Wで攻めるのが私のスタイル」と高低差のあるコースを果敢に攻めて、「練習を積んだので自信がある」と話した100ヤード以内につけバーディーを量産。13、14番ではそれぞれ95ヤードから3メートルと1メートルに寄せ、18番ではバンカーから80ヤードを50度でチップインバーディーを決めるなど、ショートゲームも好調でスコアを伸ばした。

 コースとの好相性が優勝へと背中を押す。徳島県出身で、「四国もアップダウンがあるところが多い。そういう環境で育ったので、高低差がある方が距離感が合わせやすい」。2014年に同コースで行われた下部ツアーで優勝した経験も持っている。「思い出のあるかなり好きなコース。あまり打つイメージがしない」と自信をみなぎらせた。

 唯一の不安は膝の痛みだ。2年前から左膝痛を抱えている。「昨日の雨の影響で地面がぬかるんでいて、昨日から右膝も痛い」。テーピングを施した両膝をさすりながら「気にすると我慢ができなくなるので、明日はいつも通りに」と自分に言い聞かせた。「前回は優勝を考えすぎてしまった。明日は自分のゴルフに集中したい」。痛みと付き合いながら、自然体で今季初Vに挑む。

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