稀勢、夏場所出場正式決定!師匠・田子ノ浦親方が明言 14日初日

[ 2017年5月12日 05:30 ]

横綱・稀勢の里
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 左上腕付近に負傷を抱える大相撲の横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が11日、夏場所(14日初日、両国国技館)への出場を正式に決断した。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が「休場はしない。本人と話し合って今朝、出場を決めた」と明かした。

 稀勢の里は新横綱だった春場所13日目に負傷しながら、強行出場して逆転優勝を果たした。4月の春巡業を全休し、関取との稽古再開は今月6日からで、5日連続の出稽古で急ピッチに仕上げた。この日は稽古場に姿を現さず田子ノ浦親方は「疲れがたまっているので休ませた」と説明した。

 出場を決めたものの、万全には程遠い。左上腕付近はテーピングを欠かせない状態だ。田子ノ浦親方は「やってみないと分からない」としながらも「相撲に対して一生懸命。真摯(しんし)に横綱の立場を受け止めてやってくれている」と試練を乗り越えて最高位に就いた稀勢の里の精神力に期待した。逆境の中、和製横綱が双葉山以来、80年ぶりとなる初優勝からの3連覇を目指す。

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2017年5月12日のニュース