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どこまでも異端児 川内優輝、ロンドン世界陸上で常識覆す“伝説”を

世界陸上マラソン代表会見で意気込みを語る川内優輝
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 昨年12月の福岡国際マラソンで日本人トップの快走を見せた“公務員ランナー”川内優輝(30=埼玉県庁)が8月にロンドンで開催される陸上世界選手権(ロンドン)マラソン代表に選ばれた。11年の韓国・大邱(テグ)大会、13年ロシア・モスクワ大会に続く3度目の出場で、今大会は日本代表としての集大成と位置づけている。過去2回は序盤のオーバーペースなどが響いてともに18位と惨敗。三度目の正直、そして日本代表として有終の美を飾るべく「今回は気候条件も年齢もピークにきたと思っている。(2020年)東京五輪を戦う若い選手に向けて戦い方を示したい。メダルを狙って頑張りたい」と並々ならぬ決意を示している。

 代表選手による記者会見が行われた今月20日。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)から20年東京五輪への挑戦を打診される一幕もあったが「誰もが東京を目指しているわけではありません。ロンドンで結果を残すことが全てです!」と全くひるむことなく、あくまでも自らの考えを主張した。猛暑の中でのレースが予想される19年カタール・ドーハ世界選手権や3年後の東京五輪は「暑さに強い選手が選ばれた方がいい」との持論を展開。午前スタートで暑さが緩和される今大会こそ、自らの力を最大限に発揮できる最後の舞台だと30歳は考えている。

 指導者をつけずに独自の調整法を貫く姿勢もぶれていない。実業団に所属する選手は1カ月以上に及ぶ海外長期合宿で調整に励むことができるが、公務員の川内は「それができない」と言う。その代わりに週末に日本全国津々浦々で開催される市民マラソンに出場し、本番に向けて距離を積む計画を立てている。今月19日には早速、地元の久喜市で行われたハーフマラソンで2位に圧倒的な差をつけてゴール。今後も来月23日のぎふ清流ハーフマラソン、5月14日の仙台国際ハーフマラソン、6月18日の隠岐の島ウルトラマラソン(50キロ)などに出場予定。その間には3カ月連続で海外フルマラソンにも出向き「5月にはプラハで自己ベスト(2時間8分14秒)を狙い、6月のストックホルムと7月のゴールドコーストではサブ10(2時間10分切り)を目指す」と断言。最後の最後までマラソンランナーとしての常識を覆すことになるが、川内にとっては「ロンドンが終わったら長期休養になってもいいから攻めていく。私にはそのやり方が合っている」と、それが常識だ。

 日本陸上界に突如として現れた最強市民ランナーは、どこまでも異端児のまま陸上人生の集大成を迎える。順調であれば人生70回目となる今夏の42・195キロ。川内優輝であれば、伝説をつくっても何らおかしくはないと考える。(記者コラム・鈴木 悟)

[ 2017年3月25日 11:33 ]

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