稀勢強行出場 田子ノ浦親方「本人の強い意志。やっぱり横綱ですから」

[ 2017年3月25日 10:42 ]

稀勢の里の出場を報道陣に説明する田子ノ浦親方
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 大相撲春場所13日目の横綱日馬富士戦で左肩から胸の付近を負傷した横綱・稀勢の里は、14日目の横綱・鶴竜戦に強行出場することになった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が25日の朝稽古後に明かした。

 ――出場か休場か

 「本人は出たい、出る(と言っている)。いろんな話をしましたけど、本人はそういう強い意志があるので。体も、まあ動くので」

 ――昨日はあれだけ痛がっていたが

 「それでも本人は出ると言っているので」

 ――師匠の意見は

 「これから先も長いですけど…。まあ今日の様子だと、昨日と今日にしたら今日の方がましなので。今日の相撲を見て、もしダメだったらあれ(休場するかもしれない)ですけど、大丈夫だったら、あと2日間ありますし」

 ――トップに並んでいるから

 「本人は大丈夫と言っているので」

 ――負傷の状態は

 「もう動くので。あと2日間あるので。相手の力士もいるので」

 ――昨夜から治療は続けている

 「そうですね」

 ――大関時代の14年初場所の休場と比べるとどうか

 「今は立場も違いますからね。でも…。本人がそうやって出られると言うのが、僕も見て…。本人と話した結果、判断できたので…。相撲は取ってくれるんじゃないか」」

 ――土俵入りも問題なくできるか

 「もちろん土俵入りも含めてですね。体も動くということで」

 ――腕は上がる状況か

 「そうですね、はい」

 ――多少、テーピングはするのか

 「そうですね。見た目だと悪いかもしれないですけど。問題ないということで」

 ――痛み止めはのむのか

 「痛ければですけど。それは考えながら」

 ――最終的に決断したのは

 「今日の朝、本人と話して」

 ――稀勢の里は横綱の責任を感じている

 「もちろん、やっぱり横綱ですから。一番上の地位なので。ファンの方もいますし。いろんなことを考えながらですけど、やっぱり本人の強い意志があるので」

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2017年3月25日のニュース