サンズ20歳ブッカーが史上最年少70得点!後半だけで51得点 試合は●

[ 2017年3月25日 16:40 ]

サンズのブッカー(AP)
Photo By AP

 NBAは24日に各地で10試合を行い、サンズのシューティング・ガード、デビン・ブッカー(20歳)が敵地ボストンで行われたセルティクス戦で70得点をマークした。45分出場してフィールドゴールを40本放って21本成功。フリースローは26本中24本成功させ、後半だけで51得点をたたき出した。1試合で70得点以上をマークしたのは、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか=計6回)、コービー・ブライアント、エルジン・ベイラー(ともに元レイカーズ)、デビッド・トンプソン(元ナゲッツほか)、デビッド・ロビンソン(元スパーズ)に続いて史上6人目。20歳での達成は史上最年少となった。

 セルティクス戦での従来の最多得点はベイラーが1959年11月8日に記録した64得点だったがブッカーはこれを更新。トム・チェンバースが1990年3月24日にマークしたサンズのチーム記録(60得点)も上まわった。

 しかし試合は120―130(前半43―66)で敗れてサンズは22勝51敗。ブッカーの活躍もむなしく、チームは7連敗を喫した。

 成績低迷で先発陣を若手に切り替えているサンズは14日のネッツ戦の段階で先発平均年齢が21歳と14日となり、2010年11月15日にクリッパーズがマークした先発平均の最年少記録(21歳143日)を更新。NBAでは史上最も若いメンバーで日程を消化している。

 東地区全体2位のセルティクスは3連勝で47勝26敗。アイゼイア・トーマス(28歳)は34得点を稼ぎ、121試合連続で2ケタ得点をマークした。

 西地区全体3位のロケッツは地元ヒューストンでペリカンズを117―107(前半49―50)で下し、3連勝で50勝22敗。シーズンMVPの有力候補、ジェームズ・ハーデン(27歳)は38得点と今季自己最多に並ぶ17アシストをマークして勝利に貢献した。

 ハーデンの得点とアシストの合計は2123と814。シーズンで2000得点と800アシストをクリアしたのは、1972〜73年のネイト・アーチボルド(当時キングス=2719得点、910アシスト)以来、リーグでは54季ぶりで、5回達成しているオスカー・ロバートソン(元ロイヤルズほか)を含めて史上3人目の快挙となった。

 ペリカンズは30勝42敗。アンソニー・デービス(24歳)が33得点、ディマーカス・カズンズ(26歳)が29得点をマークしたが、連勝は3でストップした。

 リーグ全体首位のウォリアーズはキングスを114―100(前半57―50)で退けて3連敗のあと6連勝。レイカーズは延長の末にティンバーウルブスを130―119(前半54―67、延長21―10)で振り切って連敗を6でくい止めた。

 東地区全体首位のキャバリアーズは敵地シャーロットでホーネッツに112―105(前半59―53)で勝って47勝24敗。11試合を残して東地区セントラルでのディビジョン優勝が決まった。

 <その他の結果>

ナゲッツ125―117ペイサーズ、76ers117―107ブルズ、バックス100―97ホークス、ウィザーズ129―108ネッツ、マジック115―87ピストンズ

 <東地区全体順位>

(1)*キャバリアーズ(47勝24敗)(2)*セルティクス(47勝26敗)(3)*ウィザーズ(44勝28敗)(4)ラプターズ(43勝29敗)(5)ホークス(37勝35敗)(6)バックス(37勝35敗)(7)ペイサーズ(36勝36敗)(8)ヒート(35勝37敗)(9)ブルズ(34勝39敗)(10)ピストンズ(34勝39敗)(11)ホーネッツ(32勝40敗)(12)ニックス(27勝45敗)(13)76ers(27勝45敗)(14)マジック(27勝46敗)(15)ネッツ(15勝57敗)

 <西地区全体順位>

(1)*ウォリアーズ(58勝14敗)(2)*スパーズ(55勝16敗)(3)*ロケッツ(50勝22敗)(4)ジャズ(44勝28敗)(5)クリッパーズ(43勝30敗)(6)サンダー(41勝30敗)(7)グリズリーズ(40勝32敗)(8)ナゲッツ(35勝37敗)(9)トレイルブレイザーズ(33勝38敗)(10)マーベリクス(31勝40敗)(11)ペリカンズ(30勝42敗)(12)ティンバーウルブス(28勝43敗)(13)キングス(27勝45敗)(14)サンズ(22勝51敗)(15)レイカーズ(21勝51敗)

 *はプレーオフ進出が確定。ポストシーズンに参加できるのは両地区上位8チーム。 

続きを表示

この記事のフォト

2017年3月25日のニュース