日本、宿敵・韓国に敗れ黒星発進…第1セット先取も逆転許す

[ 2016年8月6日 23:20 ]

<日本・韓国>金軟景のスパイクをブロックする木村(3)ら(AP)

リオデジャネイロ五輪バレーボール女子1次リーグ 日本1―3韓国

(8月6日)
 リオデジャネイロ五輪が華々しく開幕。一夜明けた6日、バレーボール女子A組で前回銅メダルで世界ランキング5位の日本は1次リーグ初戦で同9位の韓国と対戦し、1―3で敗れ黒星発進となった。日本の勝点は0、韓国は3。

 韓国とは4年前のロンドン五輪3位決定戦で勝って銅メダルを獲得したものの、5月の世界最終予選で1―3で敗れた。その試合中に木村沙織(29=東レ)は右手小指を負傷。リオ入りした際にも、患部に包帯を巻いていたが、この日は先発で出場し11点を挙げた。

 第1セット、日本は木村のスパイクで先制。その後も要所で5本のサービスエースが決まって試合と優位に進め、1度もリードを許すことなく25-19で物にした。第2セットの序盤は点の取り合いが続いたが、9―11から7連続得点を許し、流れを持って行かれ15―25で落とした。第3セットは、韓国のエース金軟景(28)を止めることが出来ず、このセットだけで10点を決められ17―25で落とし、第4セットは粘ったものの21―25で落とした。韓国は金軟景が両チーム最多の30点を挙げ、日本では長岡望悠(25=久光製薬)が19点をマークした。

 五輪には男女とも12チームが出場。6チームずつ2組に分かれて総当たりの1次リーグを行い、各組上位4チームが準々決勝へ進む。日本が入ったA組には開催国で世界2位のブラジルを始め、4位のロシア、韓国、アルゼンチン、カメルーンが顔をそろえる。ブラジルとロシアの力は抜けているだけに、初戦の韓国戦は取っておきたいところだった。日本の第2戦は8日、カメルーンと対戦する。

 ▽1次リーグの順位決定方法 勝ち点方式。3―0と3―1の試合は勝者が3点、敗者は0点。3-2のフルセットの場合は勝者が2点、敗者は1点。勝ち点で並んだ場合は勝利数、得失セット率、得失点率で順位が決定される。

 ▼真鍋政義・日本監督の話 五輪の初戦ということで、選手も緊張したのかと思う。同じアジアの韓国に勝ちたかったが、ミスが多かった。韓国のサーブが良く、失点が多かった。次の試合に向けてミスを修正したい。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月6日のニュース