古川 ランキングR7位発進 2大会連続メダルへ調整バッチリ

[ 2016年8月6日 05:30 ]

男子ランキングラウンドに出場した古川高晴

 アーチェリーは5日、開会式に先立って本戦の組み合わせを決めるランキングラウンド(RR)をサンボドロモで行った。

 前回ロンドン五輪個人銀メダリストの男子・古川高晴(31=近大職)が680点で7位。8日からの個人戦で58位の選手との対戦が決まった。

 リオのカーニバル会場という特殊な舞台に負けなかった。すり鉢上の形状で高さをそろえるために約80センチほどの特設台の上から矢を射る。「カメラマンが動くと(地面の)板が凄く動く。気にはなったが、うまく集中できた」。加齢とともに「疲労回復がしにくい」と肉体の変化を実感。「練習の虫」の看板を下ろし、1日600本のノルマを400本に減らして「ピーキング重視」に徹した。680点は今季のRR最高点で、前回のRR5位に匹敵する好発進。競技史上初の2大会連続メダルへと挑む。

 ▽ランキングラウンド 個人戦と団体戦の組み合わせを決める。全競技者、男女各64人が1人72射(720点満点)して順位を決める。順位によって1位は64位、2位は63位…という形でたすき掛け式でトーナメント戦の対戦相手が決まる。団体は同一国3人の合計得点で順位付け。個人戦の本戦は1対1の勝ち抜き戦。1セット3射(30点満点)を最大5セット行い、6ポイント(P)先取で勝ち。ポイントは勝ちが2P、引き分け1P、負け0P。優勝するには1回戦から6回勝つ必要がある。

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2016年8月6日のニュース