錦織 初戦のカギは“時差ボケ”解消 マリーらと練習も

[ 2016年8月6日 06:30 ]

笑顔で練習する錦織

 リオ五輪のテニスは錦織で幕が開ける。日本勢96年ぶりの表彰台を狙う男子シングルス世界ランキング6位・錦織圭(26=日清食品)は、6日の午前10時45分(日本時間午後10時45分)から行われるセンターコートの第1試合で同33位のアルベルト・ラモス(28=スペイン)と初戦を戦うことが決まった。4日はリオ入り後、初めてセンターコートで調整。5日も2番コートでA・マリー(英国)らと練習した。

 ラモスはクレーコートが得意。今大会はハードコートながら球足が遅く「長いストローク戦に持ち込まないように。なるべく下がりすぎないようにしたい」とゲームプランを明かした。決勝まで進出したリオ五輪前最後の実戦のロジャーズ杯は「凄く速いコートだった」と振り返る。脳内と体内の感覚を切り替えることが初戦の鍵になる。

 選手村では陸上男子100&200メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)と遭遇。「写真を撮ってもらおうと思ったけど、勇気が出なかった」と苦笑いするシーンも。ツアーで数々の記録をつくってきたエースが、まもなく日本テニスの五輪史に新たな1ページを刻む。

 ▼錦織圭(テニス)リオに来て気持ちが入ってきた。たくさんの選手が欠場していて寂しい部分もあるが、このチャンスを生かして上までいきたい。金メダルを狙って頑張る。

 ▼ダニエル太郎(テニス)日の丸を背負えるということがうれしい。良い経験にしたい。とにかく1回戦は勝ちたい。勝てる可能性はあると思う。

 ▼杉田祐一(テニス)(出場が)決まってからは一瞬喜んで戦闘態勢に入った。好きなコートで僕のフットワークが生かせる。どんどん自分を出していきたい。

 ▼土居美咲(テニス)初めての五輪で、わくわくしている気持ちが大きい。シングルスは相手よりも自分がどれだけプレーできるかが大事。自分のテニスができるように集中していきたい。

 ▼日比野菜緒(テニス)普段の大会とは違うので戸惑う部分も多いが、初めての五輪をすごく楽しんでいる。コートに入ってしまえば普段と同じなので、普段通りの自分のプレーを出したい。

 ▼穂積絵莉(テニス)いろんな競技、いろんな国の選手がたくさんいて楽しい。初めての五輪で緊張もすると思うが、楽しみながら元気なプレーを見せたい。

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2016年8月6日のニュース